トルコ旅行記 4日目

Horiuchi_H2011-08-07


今日はパムッカレの観光です。
前日に、遠目で白い崖が見えていたのですが、それはほんの一部だったことが判明。石灰を含んだ温泉が湧き出ていて、この石灰分が崖を流れる途中で徐々に沈殿していき今の白い崖ができたそうです。パムッカレという名前は、トルコ語で「綿の宮殿」と言う意味がありこの地方が綿花の一大産地であることと、白い崖が綿のように見えることから名付けられたと見られています。


そんなパムッカレの風景はこんなでした。普通鍾乳洞の中でしか見られないような風景が、野外にある不思議な光景でした。靴を脱いで岩棚になっている箇所に入ることができます。温泉はあまり温度は高くなくヌルイ感じでした。ただ、水が流れずに溜まっているかしょなどは砂があったり、ゴツゴツしていたり、結構足の裏のツボを刺激される場所でした。


近年、パムッカレの温泉の水量が減っているため、この白い範囲が徐々に狭まってしまっているらしいです。原因はいくつかあるようなのですが、色々なホテルが温泉を引いてしまっているのが一番大きな問題のようです。どこも似たような問題を抱えているんですね。


このパムッカレがある台地の上には、ヒエラポリスと言われるローマ時代の都市の遺跡があります。この写真は、発掘作業中の劇場だと思われます。発掘作業中のため近くに寄れないので、小さく見えますがそれなりの大きな都市だったようです。何故ここに都市があるかと言われたら、それは温泉があるからですね。ローマの人々もお風呂に入る習慣があったので、このパムッカレは温泉の保養地として栄えたと言われています。
また、クレオパトラも入ったと言われるプールも現存していて、現代もプールに入ることができるようになっていました。


この辺りは、サクランボの産地でもあるらしくお皿いっぱいのサクランボが 5TL(トルコリラ*1とお安かったです。アメリカンチェリーのような赤黒い色でしたが、味はとても美味しく大満足でした。

そんなパムッカレを堪能した後は、バスで移動しコンヤという都市へ。ここはトルコで4番目に大きな街だそうです。

*1:約250円