MacOSXの Homebrewで最新の GCC 4.7.0 をインストール
普通にはbrewではgccをインストールできません。しかし、XCodeでインストールされるgccは Ver.4.2と古いので C++11標準の機能はまったく使えません。たぶん、clangを使えということなんでしょうけど、gccを使う必要があったのでインストール方法を調べました。
Homebrewの標準の formulaにはgccがないのですが、Homebrew-alt というプロジェクトで標準でサポートされていないモジュールをカバーしているようです。しかし、ちょっと前から dupsやversionsなどの複数のプロジェクトに分割されたようです。
そんな訳で、gccの最新版は homebrew-bupsの下にあるので、以下のコマンドでインストールできます。自分の環境では、gccがないため「--use-llvm」のオプションが必要でした。
$ brew install https://raw.github.com/Homebrew/homebrew-dupes/master/gcc.rb --enable-all-languages --use-llvm
これで、gccがbuildされ*1、インストールされます。
後は、/usr/bin/gcc 等のシンボリックリンクが llvm版を向いているので、今回インストールした版に変更して完了です。
$ sudo ln -sf /usr/local/bin/gcc-4.7 /usr/bin/gcc $ sudo ln -sf /usr/local/bin/g++-4.7 /usr/bin/g++ $ sudo ln -sf /usr/local/bin/g++-4.7 /usr/bin/c++ $ sudo ln -sf /usr/local/bin/gcc-4.7 /usr/bin/cc
検索しても古い情報がひっかかるので、現状の最新情報をまとめておきました。
*1:結構、時間がかかります。