GigaBASE
Object-Relational Database Management Systemにある、GigaBASEというデータベースシステムの調査を仕事でしてました。インメモリDBでして、全てのデータをメモリ上に置いておくデータベースです。ORDBMSのようで、オブジェクトをそのまま扱えます。その代わり、SQLのインターフェイスがないため標準のインターフェイスが使えません。内部的にはSubSQLというSQLのサブセットのようなコマンドを使ってデータの操作を行います。
しかし、これは何に使うのでしょうね?今のスペックがあれば普通にRDBMSを使っても所要時間はそう変わらないでしょうし、インメモリDBでは障害時にデータが全て飛んでしまいます。でも、とってもニッチなところでは使えるのかもしれないかな?結局、今回の仕事では使わないという結論になりました。
あと、注意点としてソースしかないためC++のコンパイル環境が必要です。とりあえず、Visual Studio .NET 2003でコンパイルできました。サポートしているプラットフォームは、Win95/98, WinNT, Win2k, WinXP, Linux, Solaris, FreeBSD, OpenBSD, AIX とほぼ何でも大丈夫そうです。使い方によっては面白そうなんですけどねぇ。