どの環境でも使えることが保証されている「汎用デバイスフォント名」

ActionScriptで、TextのFormatを指定する際に fontNameに何を指定して良いのかが分かりづらかったので調べた結果メモです。
まず、fontNameにはデバイスフォント名もしくは埋め込んだフォント名を入力する必要があります。デバイスフォント名とは、例えば「ＭＳ Ｐゴシック」や「ＭＳ 明朝」など*1になります。しかし、デバイスフォント名として「MS Pゴシック」を使うとWindows環境では問題なく表示されますが、LinuxやMacではそのフォントがないため表示できません。
対応策としては、OSを判定してデバイスフォント名を切り替える、埋め込みフォントを使う、などと別に、ActionScriptとしての以下の汎用デバイスフォント名が定義されているのでそれを使う事ができます。汎用デバイスフォント名を指定すれば、各環境毎に似たフォントが使われることになり、開発者としても面倒がなくて楽ができます。

汎用デバイスフォント名の一覧

fontname	特徴
_sans	Helvetica または Arial に類似
_serif	Times Roman に類似
_typewriter	Courier に類似
_ゴシック	Osaka または MS UI Gothic に類似
_明朝	細明朝、MS P 明朝に類似
_等幅	Osaka 等幅または MS ゴシックに類似

デフォルトのfontNameは「_serif」です。

via http://help.adobe.com/ja_JP/AS3LCR/Flash_10.0/flash/text/engine/FontDescription.html#fontName

*1:実際のフォント名の取得方法は、wonderfl build flash online | 面白法人カヤック で確認できます。