Flex向けのフリーなIDE、FlashDevelopを試してみました。

無料でFlashの制作環境を構築 FlashDevelopとFlex SDKのインストール | ClockMaker Blog を参考にインストールしてみました。ただし、このままの設定ではデバック用の trace文が出力されなかったため、そこを直したりしてみました。
以下、自分の行ったインストール手順。

前提条件の Java.NET Frameworkの最新版をインストール

Flex3SDKを用意する

FlashDevelopをインストール

FlashDevelopの最低限必要な設定を行う

メニューから、「Tools」→「Program Settings...」と選び、設定画面を出します。

  • その画面の左のメニューから「AS3Context」を選択し、「Flex SDK Location」の項目に先ほど用意したFlex3SDKのフォルダを設定します。今回は「C:\flex3.3」となります。
  • 「Default Flash Version」の値を「10」にしておきます。
  • 同じ画面で左のメニューから「FlashViewer」を選択し、「External Player Path」にDebug版のFlash Playerを設定します。Flex3.3のSDKには同梱されているのでそちらのパスを設定します。今回は「C:\flex3.3\runtimes\player\10\win\FlashPlayer.exe」となるはずです。

最後に、Debug版 FlashPlayerでログをファイルへ出力するように設定する

trace()を有効にするためには、mm.cfgファイルを作成する必要があります。

  • 以下の内容のファイルを C:\Documents and Settings\username に作成します。
ErrorReportingEnable=1
TraceOutputFileEnable=1

以上で設定が完了です。

簡単な画面を作ってみる

動作確認を含めて、簡単な画面を作ってみましょう。

  • FlashDevelopを立ち上げて、最初の画面で「New Project.」をクリックします。
  • 色々と選択肢がでてきますが「Flex 3 Project」を選び、Nameに「Flex3Sample」と入力し、Create directory for project にチェックを入れた後、OKボタンをクリックします。
  • メイン画面が開くので、右のツリーから「Main.mxml」をダブルクリックし、以下のコードを入力します。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<mx:Application xmlns:mx="http://www.adobe.com/2006/mxml">
	
	<mx:Script>
		<![CDATA[
			private function appendText(): void {
				var text: String = inputArea.text;
				if (text.length > 0) {
					outputArea.text += "Hello, " + text + "!\n";
				}
			}
		]]>
	</mx:Script>
	
	<mx:Panel id="mainPanel" title="Flex3 Test Application."
			height="100%" width="100%"
			paddingTop="10" paddingBottom="10" paddingLeft="10" paddingRight="10">
		
		<mx:TextArea id="outputArea" width="100%" height="100%" editable="false" />
		
		<mx:ControlBar id="sendControl" width="100%">
			<mx:TextInput id="inputArea" width="100%" backgroundColor="#ffffcc" text="World" />
			<mx:Button id="sendButton" label="Send" click="appendText();" />
		</mx:ControlBar>
		
	</mx:Panel>
</mx:Application>
  • 最後に実行すると、画面が表示されて「Send」ボタンをクリックすると、「Hello, World!」と表示されると思います。


参考リンク集