トルコ旅行記 5日目

Horiuchi_H2011-08-08


5日目は、コンヤの街を出発してカッパドキアへ!
その前に、シルクロードの途中にあるキャラバン・サライ(隊商宿)へ。今は、石造りの部分しか残っていませんが、12,3世紀頃のセルジュクトルコの時代にシルクロード沿いに整備された宿だそうです。商人達が立ち寄った際には、色々なサービスが無料で受けられたそうです。そうしてトルコは交易によって繁栄していったそうです。頑丈そうな石造りの壁が物々しい雰囲気です。それだけ、当時は物騒だったんでしょうね。

さて、今日のメインイベントはカッパドキアの観光です。


ですが、まずは手織りの絨毯の作り方などを見学。実際に手織りをしているところを見学したり、絨毯を見たり。そもそも手織りの絨毯は、紀元前20世紀くらいまでにモンゴルかトルキスタン遊牧民達によって作られたと言われている。セルジュクトルコはこの遊牧民達の末裔に当たるので、その文化が受け継がれている。ペルシャやヨーロッパには、セルジュクトルコが作っていた絨毯が伝わっていったと考えられている。そんな訳で、トルコの絨毯が起源に近いもので、丈夫で実用的でもある絨毯だそうです。


カッパドキア地方の中心部に近づくと、こんな風景が見えてきます。


興奮を抑えつつ、昼食は洞窟の中にあるレストランでした。洞窟の中と言う立地だけで、全て許せる気もするんですが、人も多かったせいか*1中は蒸し暑かったです・・・。


さて、最初のスポットは「カイマクルの地下都市」です。4世紀頃のキリスト教徒達がアラビア人などから隠れ住むために、地下を掘って住んでいたそうです。この地下都市は何層にも、アリの巣のように部屋があり礼拝堂や貯蔵庫、台所などがありました。水は地下水を井戸で組み上げていたそうです。しかし、ずっと陽の光が当たらない地下に居る生活というのはどうだったんでしょうね。さらに、このような地下都市は他にもいくつか見つかっており、地下深くの通路で繋がっていたと考えられています*2


お次は、「三つ子岩」と呼ばれる岩です。これが自然にできた風景とは信じられないですね。誰が上にのっけたんでしょう?


こちらは「ラクダ岩」と呼ばれるところです。不思議な形に侵食されたものですよね。この周りにも色々な形の岩がありました。


最後に「ギョレメ国立公園」へ。この辺りは、一面このような現地で「妖精の煙突」と呼ばれる奇岩が連なっています。そしてこの辺りも昔に住んでいた住居や教会などが残っており、見ることができます。


本当に不思議な光景ですね。こんな中をしばらく散策し、トルコアイスを食べたりして今日の観光は終了でした。

本日は、カッパドキアの洞窟風*3ホテルに宿泊しました。

*1:空調は一応あったんですけどね

*2:現代では、それっぽい通路があったが途中が落盤で埋まっていたため、実際に繋がっていたのかは確かめられていない

*3:内装が