トルコ旅行記 6日目

Horiuchi_H2011-08-09


6日目、今日のメインイベントはヒッタイト王国の遺跡です。
しかし、その前にカッパドキアで作られる陶器のお店などに寄ってから遺跡を見に行きました。


カッパドキアの朝の風景。カッパドキアの風景を気球にのって上から眺めるのが人気なんです。しかし、年に一回くらいの頻度で死亡事故が起きてたり、人気があるので色々な業者が参入してきて問題が起きてたり、大変なようです。今回のツアー会社ではその辺りの事情もありオプションとして用意していませんでしたし、朝の出発が8時と早めなので気球は乗りませんでした。


こちらは、手作りのお皿。カッパドキアで作られている陶器です。この模様も、全て手書きで書かれたもので、凄い細かいですよね。素晴らしい出来ですが、田舎で物価が安いのでそれなりのお値段で買えるようでした。


そんな訳で、ヒッタイトの遺跡に到着。まずは、ヤズルカヤ神殿跡に。大きな岩壁に、神像が掘られていました。これが紀元前15世紀頃に作られたと言うことに驚きます。そして、それが現代まで3500年という途方もない時間を超えてまだ残っていることがさらに驚きですね。この辺りは雨があまり多くないことで、風化が遅いのもあるのかもしれませんね。


ヤズルカヤ神殿跡では、こんなにくっきりと残っているものもあります。場所によっては岩が割れてしまっていたり、だいぶ削れてしまっているものもありますが、貴重な像がこれだけ残っていることに感謝です。
ヒッタイト人は最初に鉄を使った民と言われており、エジプトの壁画にもヒッタイト軍の戦車の絵が残っていたり、一時期は栄華を誇ったようです。


次に、ハトゥシャシュの都市遺跡を見に行きました。山の上の方に都市が広がっており、全部で凄い広さになっていました。この写真に土台になった石が見えてます。この後ろが城壁だったらしく、この辺り一帯が城壁に囲まれた都市だったようです。


これはライオンの門です。城壁には、当然何箇所が出入り口が設けてあるわけですが、それぞれの出入り口にはこの様な門がありました。城壁は結構な高さがあり、こんなものが3000年以上昔に作られていたのかと考えると凄いですね。それに、こんな山の上まで大きな石を運び上げる労力は並大抵のことではなかったでしょうね。


こちらはスフェンクスの門の下にある、通用口です。門はこの丘の上にあるんですが、山頂にあたる場所なので通常はこちらを使用し、有事には侵入者が入ってきた所で火を付けたりして通れないようにしていたらしいです。このトンネルも作れたもので、内部の壁はアーチ状に石が積まれていました。これを作るためだけにもどれだけの労力が使われたんでしょうね。


こちらは王の門。ここにある王様のレリーフはレプリカですが、ヤズルカヤ神殿と同じような絵柄ですね。もちろん同じ人達が作ったものなので当然なんですけど。それぞれの門が、バスで10分くらい移動するほどの距離ですから、凄い広さですよね。

この日はまたカッパドキアに戻り、同じホテルに戻りました。